アーティストと建築家が協働する都市内分散型ホテルA&Aリアムフジを見学してきました。
ホテルの構造設計の中に旅の動線を盛り込んだかのような構成。このホテルに滞在すると、さらに違う旅が味わえます。
CLTという木材のパネルを、田の字型に組み、3段にズラして重ねている。まさに「度(旅)重なる建築」
こんな冗談を言うと建築家に叱られるだろうか(^^;
田の字型1層が通常の1階のサイズですが、2階に当たる層はスキップフロアとなっているため、このホテルは3層の構造ですが2階建てとなります。
隣の部屋に行くには壁に扉はなく、2階(スキップフロア)に上がり降りなければいけない。場所によっては隣に行くには3階まであがってから1階まで降りないといけないという構造です。トイレがそのパターン。
梯子を使えば壁を越えられるのですが・・・
どの部屋に行くにも階段の登り降りが必要なのでダイエットには効果的でしょうか!
一棟貸しの宿ですので邪魔をされることなくプライベートな時間を過ごせます。
建物全体がアートな作品です。
【建築情報】
場所:岡山県岡山市北区天神町
設計:原田真宏+原田麻魚/MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO リアム・ギリック(アート)
建築面積:78.08m2
延床面積:104.99m2
階数:地上2階
構造:木造