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CLTには様々な特徴があり、従来の木造建築やコンクリート、
鉄骨を用いたRC造やS造と比べてもたくさんの違いがあります。

CLTとはCLT

Cross Laminated Timberの略で、ひき板(ラミナ)を繊維方向が層ごとに直角に交わるように貼り合わせた、大判の木質パネル建材です。
木材は水分を吸収したり放出したりすることで収縮しますが、縦方向にはほとんど変化がありません。木材を直角に積層し接着しているため、収縮変形を抑えられ寸法が安定し、強度が高くなる建材です。

CLTで建てられるものはIt shall be built

強度が高い建材なため、高層の建物にも活用できます。
欧州では8~10階建ての建物が建てられています。下層階はRC造で上層階にCLTを取り入れるといった組み合わせや、必要に応じて鉄骨を組み合わせるといった、混構造での建築を行っている事例もあります。
※写真:ロンドンの集合住宅「Dalston Lane」

日本での活用はExploit

バス停の様な小規模の活用から、事務所、集合住宅、施設など大規模な建物に活用され、現在70以上の建物が建てられています。(2017.12現在)
当社の信楽本店では床、壁、屋根の構造材にCLTを全面的に使用し、建材そのものの美しさ、使い方、デザイン性などのCLTの魅力を伝えられる建物となっております。ぜひ一度ご覧ください。

耐震、耐火についてEarthquake & Heat Resistant

地震大国の日本ですが、5階建ての実物を作って阪神・淡路大震災規模の地震動を与えて試験しており、問題ないことが確認されています。
また、耐火に関しても実験されており、3階以下の共同住宅や学校で石膏ボードなどの防火材で木の表面を覆うことなく使用できることが確認されています。(燃え代設計による)
※写真Andrea Bernasconによる試験

国産材の活用Local wood

戦後に植林された樹木が成熟し、伐採期を迎えています。この様な樹木を活用しなければ、高齢化し利用できなくなってしまいます。利用期を迎えるのはスギが多く、スギは柔らかい為、大規模な構造材には不向きですが、CLTの様に積層させる事で有効活用ができます。今後増え続ける利用可能な資源を有効に活用する必要があります。
都市部においても大規模木造建築が拡大する事により、地元材の活用の場も増えます。
スギ以外でも、ヒノキ、カラマツのCLTも研究されています。

CLT材の費用と補助金Cost & Subsidy

CLT材としては、今は少し割高です。しかし需要が増える事や、従来の軸組み工法や他の建材(コンクリートや鉄骨)と混合で、適材適所に活用する事でコストコントロールは可能です。さらにCLTを使う事で、建築の工期も短くなるので、工事費も抑えられ、収益物件の場合、工期短縮により収益にもメリットが生まれます。
また、今は国の補助金があります。都道府県や市町村でも補助金の制度を設けておられる場合もありますので、利用できます。

CLTの特徴Characteristic

  • 環境循環を促進し自然に優しい 一般的に木を伐採することを「環境破壊」と感じる方が多いかと思います。しかし森林は茂りすぎると栄養分が行き届かなかったり、地面に太陽の光が届かないので、間伐によって間引くことが必要です。また成熟した樹木を伐採することで新しい樹木が生え森林が若く活発になり、CO2削減効果が高まります。
    そうして伐採した木をCLT工法で使用することで、自然環境の循環を促進します。
  • CLT材製造時のエネルギーが環境負荷を軽減 CLT材の製造時に使用するエネルギーはコンクリートや鉄骨の製造時のエネルギーに比べて小さいため、CLT工法を用いることで環境への負荷が少なくなります。
  • 高い寸法安定性で収縮軽減 木材は繊維の方向によって収縮率が異なります。CLTは繊維方向を直交させて積層しているので、互いの層が変形を抑え合い、通常の木材よりも寸法変化が少なくなります。 精度の高い加工により、施工性も高まります。
  • 木の特性を活かす 木材は多孔質材料であるためコンクリートに比べて10倍、鉄と比べると400倍以上もの高い断熱性能を持っています。CLTを使う事で、建物全体の断熱性が高くなり、また木の調湿効果で心地よい空間が作れます。 木は金属と比べて熱伝導率が低いため、触れた時に温かみを感じます。
  • 優れた耐震性で安定 これまでの柱や梁などの木質構造材料とは異なり、大きな面として利用できる材料です。分厚い面全体で構造を支えて、安定した建物が建てられます。 また同じ大きさのコンクリートパネルと比べると軽量であるため、地震力が軽減されます。
  • 素早い施工で工期と工事費を抑制 コンクリートのように養生する時間が必要なく、工場加工製品を建て込む工法であるため、現場搬入から建方が素早く施工でき、結果として工期が短縮され、工事費も抑えられます。